サイトを立ち上げると、「まず何か記事を書こう!」と思うものですが、ちょっと待ってください。適当に記事を書きためていくと後々厄介なことになります。
今回は、記事を書く前にまずやるべき大切なことをご紹介します。
パーマリンクとは
さて、タイトルのパーマリンクとはいったい何でしょうか。
パーマリンクとは、Webページ毎に設定したURLのことです。
例えばこの記事のURLは「https://work-as-life.net/web/blog/123」です。
このうち、後半の「/web/blog/123」がパーマリンクです。Web上の住所のようなものですね。
WordPressでは、URLの付け方のルールをいろいろな方法で設定することができます。記事名だったり日付だったり。
何も設定しないと、記事のタイトルがURLになります。アドレスバーに日本語で表記されるので、ぱっと見るとわかりやすいです。しかし、そこには大きな罠が!日本語URLはどんなときも日本語で表示できるとは限りません。
Twitterなどで、%や数字が入り乱れた、ものすごく長いURLを見たことはありませんか。あれが日本語URLが変換されたものです。全世界対応できるよう、万国共通の記号に変換し、日本ではそれを再度日本語にして表示しているのですね。
私も、最初は日本語URLにしていたのですが、早い段階でやめました。
では日付ではどうか。数字だけなので、URLを見ただけではなんの記事か分かりません。
分かりやすいパーマリンクの付け方
記事を書く際、その記事のカテゴリー(グループ分け)をつけていることと思います。もし付けていない方がいれば、まず初めにカテゴリーを書き出してみましょう。それによって、作りたいサイトの全体像が見えてきます。
オススメのパーマリンクの付け方は、カテゴリー名を英語に変換してそのままURLにする方法です。この設定は意外と簡単です。
WordPressではカテゴリー名をつける際に、URL用の名前も同時につけられるようになっています。例えばカテゴリー名を「趣味」とした場合、URL用の名前(スラッグといいます)を「hobby」とします。

英語が苦手な場合は、googleで「翻訳」と検索すれば、google検索のボックスが出てきます。それを使えばあっという間にできます。そのままコピペも出来るので、スペルミスの心配もありません。
なお、カテゴリーは階層化することもできます。例えば、「趣味」というカテゴリーの中に「盆栽」というカテゴリーを作りたい場合は、上記の画像の「名前」の欄に「盆栽」、スラッグに「bonsai」、「親カテゴリー」で「趣味」を選びます。※親カテゴリーを先に設定しておく必要があります。
パーマリンクの設定方法
さて、スラッグの設定が出来たら、それが自動的にパーマリンクになるかというとそれは違います。あと一息、設定が必要です。

「設定」の「パーマリンク設定」を開き、「カスタム構造」を選びます。利用可能なタグから、必要なものを自由に選んでパーマリンクを設定するとこができます。
私は、「/%category%/%post_id%/」としています。「/%category%/」に、先ほど設定したスラッグの文字列が入ります。「趣味」カテゴリーの「盆栽」の記事であれば、「/%category%/」の部分が、「hobby/bonsai」に置き換わります。
その後ですが、一番わかりやすいURLにしようとしたら、記事ごとに自分で英語名を付けるのがいいと思うのですが、私は英語が得意ではないので毎回調べたくはありません。なので横着をして「%post_id%」をつけて、自動で番号が振られるようにしています。カテゴリーまでが分かれば、記事ごとの名前は数字でも構わないと思っています。
最後に「変更を保存」を押すのをお忘れなく。
途中でパーマリンク設定を変えるとどうなる?
いくつか記事を書いた後にパーマリンクを変更すると、今までの記事のパーマリンクもすべて変わります。そうなると、その記事に貼られていたリンクも無効になってしまいます。だからこそ、パーマリンク設定は最初にやっておく必要があるのです。
分かりやすいサイトを作るためには、事前準備が色々と必要になってきます。行き当たりばったりで作っていくと、あとで大幅な直しが必要になる場合がありますので、くれぐれもご注意ください。
