前回の更新から1か月が経ちました。
クランクをULTEGRAに変えて、さっそくその記事を書きたかったのですが、なんと変えた翌日の初ライドで事故に遭いました。
回復に時間がかかり、ようやく更新ができるようになりました。
この記事の写真に写っているのが、アップグレードした愛車の最初で最後の姿となってしまいました。
とはいえ、その1日で山も登り、80km程度走ったのでその走り心地を書きたいと思います。
最大の悩みの改善
今回アップグレードしたクランクは、R8000のアーム長170mm、外側歯数50、内側歯数34のものです。
元々ついていたのは、5800のアーム長175mm、外側歯数52、内側歯数36のものでした。
最大のポイントはアーム長が5mmも短くなっていることです。
アームが短くなると、それだけ脚が動く範囲も狭くなります。
私の長年の悩みは、50km以上走ると右ひざが痛くなることでした。
サドルのポジションなどを色々いじりましたが、どうしても改善されませんでした。
しかし、クランクを変えて初めて乗ったその日、膝の痛みは全くありませんでした。
山を登り、トータル80km走ったにも関わらずです。
自宅の標高は85m程度なので、400m弱登ったことになります。
膝の痛みがなかなか改善されない方は、クランクの交換を考えてもいいかもしれません。
若干重い?
アーム長が短くなったのだから仕方ありません。
クランクは見ての通りてこの原理を利用しています。
アームが長ければ長いほど、小さい力でこぐことができます。
短くなればより多くの力が必要になるのは当然です。
たった5mmの差ですが、意外と侮れません。
ただ、同時に歯数も少なくなっているので、「ちょっと重い気がする?」という程度です。
フロントの歯数は、小さいほど軽い力でこぐことができます。インナーの方が歯数が少なくて軽くこげるのと同じ考えです。(リアは逆です)
一度も登ったことがなかった400m弱の山も登ることができたので何の問題もありません。
アーム長を短くされる場合は、歯数の見直しもしてみるといいかもしれません。
スムーズな変速
実は、同時にフロントの変速機(フロントディレイラー:以下FD)も同時にULTEGRAにアップグレードしていたので、どっちのおかげか分かりませんが、フロントの変速は格段にスムーズになりました。
これまでの105ではインナーからアウターに変えるときに、何回かペダルを回してようやく切り替わっていましたが、ULTEGRAだとスッと切り替わってくれます。
長距離を乗るとそれだけ変速の機会が多くなるので、このスムーズさは快適でした。
安定の踏み心地
気のせいかもしれませんが、105からULTEGRAグレードに上がったせいか、安定性が増したように感じました。
踏んだ力が他に逃げず、確実に推進力に変わっている印象でした。
以前、リアのスプロケットも105からULTEGRAに変更していますが、その時は「タイヤがスムーズに回るなー」という印象でした。
クランクの交換は、それよりも体感の差が大きいような気がします。まあ、値段の差も大きいですが…
愛車は今…
愛車は今、家にはいません。ショップで修理見積を出してもらっています。
乗っていた人間は顔を縫うそれなりのけがをしたのですが、幸いなことに自転車は大破しませんでした。
しかし、フロントフォークがカーボンなので表面上何ともなくても内部がどうなっているか不安です。
その他もいろいろ傷つきましたが、それはまた後日まとめたいと思います。
皆様、事故にはくれぐれもお気をつけください。
